排卵誘発方法は非常に大切であり、体外受精の成績に大きく影響することを実感した3回目の採卵でした。
クリニックによって体外受精の方法は全然違いますね。
環境の変化は大事です…
タイミング指導や人工授精までならどこの病院も大きな差はないと思います。
ただ、体外受精になると差が出てくると思います。空胞を経験した難しい夫婦は特に。標準のルールではなく、試行錯誤が必要なので。
今まではクロミッド+FSH製剤での刺激でしたが、今回はGNRHアンタゴニスト法+レトロゾールでの刺激になり、全く異なる方法でした。
指導通りに頑張ろうと意気込みました!
そして、転院後は今までのデータがあったので再検査はほぼなく、採卵前周期でホルモン値の確認くらいでした。
AMHや精液検査など、また一通りするのかなと思っていたのですが、必要ない検査は省きましょうと。
お金もったいないよねって。
検査ばかりしても妊娠しないからねって。(笑)
前回より高刺激
前回よりもしっかり刺激している(やや高刺激)とイメージしてもらえたらわかりやすいと思いますが、
卵巣刺激は強ければ必ずたくさん育つというわけではないので…
自分の身体がしっかり反応してくれることを願うしかなかったです。
刺激方法は様々なので、実際に行ったことを理解するだけで精一杯になりますね。
生理3日目からレトロゾールを内服し、HMG注射を連日使用しました。
確か150単位だったと思います。
卵胞が大きくなってきたら、排卵を抑える薬セトロタイド(アンタゴニスト製剤)を併用しました。
前院で卵があまり採れなかった経緯もあるため、
血液ホルモン検査を普段より多く行い空胞の要素がないか確認しました。
ちゃんと中身はありそうだけどな~と診察の度に言っていましたね。
卵の育ちは比較的順調で10個くらいは採れそうだよと。
ダブルトリガー~空胞対策~
医師が一番気にしていたことは真の空胞なのか、それ以外が原因での空胞なのか。
それ以外だとするならば対策することで卵の回収率は上がるとのこと。
私も一番気になっていたトリガーですが、
点鼻薬とHCG注射併用のダブルトリガーを行うことになりました。
HCG注射の量も通常(ここのクリニックで大半の方が使用している量)の2倍量です!
卵は育っているので、今回は上手くいってほしい…
局所麻酔での採卵
転院先は局所麻酔での採卵でしたので、痛みと卵が採れるかのダブル不安状態でしたね。(笑)
局所麻酔は4ヶ所チクっとしたあと、採卵開始しました。
採卵の針が刺さる時はやはり痛く…麻酔が効いているのかわからない状態でした( ;∀;)
不安も相まって涙が出ましたね…
意識しないと身体に力が入るので、ずっと深呼吸して耐えました…。
辛い…(:_;)
結果
採卵後、医師より頑張ったね~採れてるからね~と声掛けがあり…
何個か採れたんだと少し安心しながら休憩していました。
結果は成熟卵9個!!
育っていた分しっかり回収できました。
卵が採れただけでまだまだ壁はあるのですが、本当に一安心しました。
普通通りに採卵して、ちゃんと採れましたよ。いい卵を持っているので大丈夫ですからね。
9個中7個受精し、1つは初期胚で移植のため凍結せず、残り3個が胚盤胞となり凍結しました。
ふりかけ受精を行いましたが、受精障害はないと言われました。分割状態も良いですと。
ここまで体外受精が進んだのは、採卵3回目で初めてでしたので…
クリニックが変わると結果も変わるのだと本当に実感しました。
移植前でしたが、心が救われ希望が持てました。
これが体外受精ですからね~と先生は笑っていましたが…笑
転院後このように本格的な体外受精をスタートさせることができました。
コメント