僕たちは不妊治療に向き合っています。
不妊治療は夫婦で向き合うことが大切です。
どっちに原因があるないではなく、夫婦一緒に乗り越えていくものだと思います。
今回は、夫である僕が不妊治療を通じて感じていることを書いてみたいと思います。
男性にも原因がある
僕たちは現在、2つ目のクリニックで治療中です。
不妊治療と聞くと、なんとなく女性の治療というイメージがある方も多いのではないでしょうか?
でも決してそんなことはなく、不妊の原因の約半数は男性だと言われています。
幸いにも、検査でわかる範囲においては僕に明らかな疾患や不妊の原因となるようなものはありませんが、不妊の原因は全て解明されていないので、本当のところはわかりません。
なので、異常がないからといって女性側の問題だねとはならないですよね。
夫婦の通院、初めは慣れなかった・・・
そうは言っても、通院は初めのうちはなかなか慣れませんでした。
普通、診察室に入って先生と話をするのって、「風邪ひいた」とか「血圧が高めで・・・」とか、何かしら原因がある場合が圧倒的に多いじゃないですか。
でも、体は明らかに元気だし、しかも二人で診察を受けるってあまりないケースですよね?
(親の付き添いがあって二人という場合はありますが、それも何か原因があってのことが多いかと思います。)
初めは戸惑いましたが、これが不妊治療なんだなぁと思いながら通院したのを覚えています。
男性は行きにくい!?
僕としては治療を開始する段階から夫婦で向き合おうと決めていましたし、なるべく仕事も調整して通院時は一緒に行くようにしています。
でも、1つ目のクリニックは正直言って男性は居心地の悪いところでした。
院内は比較的綺麗でその点は問題ないのですが、なんか居づらい!(笑)
なんて言うんだろう・・今振り返ると、女性だけで通院している方がとても多かったように思います。
夫婦で来ているのはちらほら・・・といった感じで、極端に言えばコソコソ通院している感じですね。
しーんとしているし、会話もしてはいけなさそうな雰囲気。
これは不妊治療の正しい認識が広がらないなぁと感じました。
もちろんデリケートな問題ですしプライバシーをしっかり担保しながらの診察なので丁寧なのはわかります。
が、男性の視点で見れば、ちょっと行くのにハードルが高いと感じるクリニックだったなぁと思います。
転院先はめっちゃオープン!!
転院をして2つ目のクリニックの初診も夫婦で行きましたが、
入った瞬間「あれ、なんか雰囲気が違う」というのが第一印象でした。
もちろん患者が多いこともありますが、スタッフ同士がハキハキ会話をしていて、診察に呼ばれる時の声も大きい!名前なんて皆に聞こえているし!
1つ目のクリニックでは個人に院内用携帯電話を渡され、診察の順番が来たときはその電話が鳴ります。
プライバシーに配慮したやりとりでしたが、ここはそんなことはありません。
どちらが良いかはさておき、僕たちはここの居心地がとてもよく、堂々と治療ができるなと感じました。
また、夫婦で来ている方が圧倒的に多いです!この違いは何だと思いますか?
それは、先生が不妊治療は夫婦で行うものだと強く思っているところが大きいと思います。
もちろん診察時にもしっかりと言われました。
なるべく旦那さんも来てね、と。
前のクリニックでは言われなかったことでした。
そして、その方が一人で通院するよりも妊娠する確率が高いようです。
これは先生の経験上のお話だと思いますが。
でも、夫婦で向き合う意義を再確認できたなと思います。
夫婦で通院するメリット
夫婦で向き合っているという事で絆が深まるという事もありますが、より現実的なメリットとして僕たちは大きく以下の2点があると思っています。
①については、診察終了後に「先生なんて言ってたっけ??」とか「あれ、どういう意味だったのかな??」と確認ができるということです。
不妊治療では、残念な結果を繰り返し診察室で聞くこともあります。
そういう時って、けっこう精神的にしんどい状態で話をするんです。
それを一人でこなすのって無理があると思います。
そういう時、夫婦だとカバーができるのでいいです!
②については、不妊治療の薬の使い方ってけっこう複雑なんです。
「これはいつからいつまで飲んでね」
「こっちは今日の夜から注射してね」
「あ、これは絶対忘れないでね!アラームセットして!」などなど。
頭がパンクしちゃいます。
もちろん説明用紙もありますが、二人で聞けたら尚良しですよね。
薬の数も本当に合っているか確認もできますし。
不妊治療は夫婦で取り組もう
男性として行きにくいと感じることもあると思います。
でも、不妊の原因の半分は男性にあります。
また不妊治療は身体的にも精神的にも金銭的にも負担が大きいものです。
夫婦どちらかが頑張っても乗り越えるのはしんどいです。
だからこそ、夫婦で向き合って乗り越えたいですね。
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