今回は夫婦で産婦人科の受診です!
前回、妊娠12週のときもエコーで胎児をチェックしましたが
15週の今回は、より詳しく胎児を診る胎児ドックを行う日です。
また、夫婦で染色体検査に関するカウンセリングも受けてきました。
高齢初産婦ということで、リスクをきちんと理解しないといけません。
今回は夫婦での受診を求められる
今の産婦人科はコロナの関係もあり
「原則、妊婦のみ来てください」となっています。
必要な時だけ夫婦で受診が可能であり、今回がその必要なときでした。
なぜか。
妻は年齢が35歳を超えており(36歳)、高齢初産婦に該当します。
高齢出産では、胎児の染色体異常のリスクが上がることがわかっています。
こちらのクリニックでは、妻が35歳を超えている夫婦には
胎児の病気や羊水染色体検査ついてカウンセリングを必ず行っていまして
僕たちも、カウンセリングが必須となっています。
そのため、今回は夫婦で足を運ぶことになりました。
今回の診察の内容は、
①胎児ドック(エコーで胎児を確認)
②カウンセリング(胎児の病気や染色体検査についての説明)
この2つで、非常に重要なポイントでした。
胎児ドック(高度超音波精密検査)とは?
妊娠12週のタイミングでもエコーで胎児の状態を確認しています。
もちろんその時も元気にすくすく育っていて、特に問題はありませんでした。
妊娠15週のタイミングは、12週の時点ではわからなかった
胎児の臓器がエコーで詳しく確認できるようになります。
胎児ドックとは、頭の中の病気、顔の病気、心臓病、肺、消化管、腎臓、手足などなど、
細かなところの病気を確認するために実施します。
妻がエコー検査を受けているところに、夫の僕も同席させてもらうことができ
胎児の臓器一つひとつの確認をしていきました。
これは頭です。脳がちゃんと2つに分かれていて問題ないです。
これが心臓。左にあります。ちゃんと部屋が4つに分かれていて血流も問題ないです。
これは目。ちゃんと水晶体がありますねぇ。
唇。上唇と下唇ちゃんとあります。
こんな感じで、エコーで丁寧に確認しながら説明をしてくれました。
血流も色でわかるようになっているエコーで、心臓の拍動に合わせて血液も動いていました!
すごい細かく確認できることにただただ驚くと同時に、
赤ちゃんがお腹で生きているんだということに感動…。・゚・(ノД`)・゚・。
画面を見ながら涙ぐんでいました(。>﹏<。)
胎児ドック中にまさかのサプライズが!
実はエコー画面を見ながら感動している最中にまさかのサプライズがありまして、
なんと性別が判明してしまったのです!!笑
これが腎臓。うん、問題ないです。
これが外性器。男の子です。
今日時点では確定ではなく?(はてな)としておきます。
…?
???
え、先生今なんて??
男の子って言いました????
先生も検査の流れでフツーにさらっと言うもんだから、こちらとしては不意打ち!
心の準備が全然できていませんでした(;´∀`)
ただ、まだ確定診断に至る所見はないので100%ではないということですが
男の子と判断するに必要な外性器が見えたということであれば、ほぼほぼ間違いなさそうです。
まさかの展開に妻と一緒に笑うしかありませんでした!笑
ちょうど、今日クリニックに向かっている道中、性別のことを妻と話していたんです。
妻が妊婦健診で赤ちゃんの性別を先に知ったら、それを夫にどのように伝えるか。
ケーキをカットしたときに性別がわかるようにするサプライズがあるんですね。
(ジェンダーリビールケーキと言うようです)
赤ちゃんの性別、どうやって知りたい??
ケーキだと、甘いもの食べ過ぎちゃうから違う方法がいいかも。
そうだね〜。
謎解きを考えてもらって、その謎を解いたら性別がわかると面白いかも!
ちょっと考えてみて〜(^^)
というやりとりを、冗談交じりにしながらクリニックに行ったんです!
そしたら、まさかの先生からのサプライズ!!
エコー写真にもはっきり外性器が見えていました\(^o^)/
とても貴重な経験をさせてもらいました!
カウンセリングについて
そんな楽しいサプライズも終わり、その後に待っていたのは先生からのカウンセリングです。
先程も触れましたが、
高齢出産になると胎児に何らかの染色体異常があるリスクが高くなります。
それは、僕たちも色々調べていてある程度は理解していました。
先生からは、以下の理由からカウンセリングを行っていると聞きました。
上記のようなことが起こらないようにすることが自分の役割だと言っていました。
聞いた内容は多岐にわたり、全てを記載できないのですが、ポイントだけ書きますね。
・染色体異常が起こる確率は、30歳で3/1,000、35歳で5/1,000、40歳で10/1,000。
・日本では「母体保護法」があり、母親の心身の健康を守るためであれば、中絶が認められている。
・何かしら疾患を抱える子を産んでも、国のサポートがちゃんとあり、海外と大きく違う。
・染色体異常の検査をしたいのであれば、お腹から針を刺して羊水を取ってくる羊水染色体検査を行う。
・その場合、妊娠16週で検査を行い、結果が出るのが妊娠19週。結果を受けてどうするかは妊娠22週になるまでに判断する必要がある。
・どうするかを決めるのは医者ではなく母親である。
もっともっとたくさんお話がありましたが、
上記のカウンセリングを受けて、僕たちに委ねられたのは
羊水染色体検査を受けますか?ということ。
もちろん、すぐに決められるはずもなく…。
ご夫婦で話し合ってくださいとのことで、別室へ案内されました。
別室ではお互いに思っていることをそのまま出し合いました。
まとめるとこんな感じ。
・不妊治療でなかなか子供ができなかった。自分たちは子供ができにくい。ようやく妊娠できたが高齢出産。
・色々な面でリスクがあることは自覚している。だからここで胎児ドックも受けた。
・ここに通院するまでは、出生前診断(NIPT)で染色体異常を調べようと話もしていた。(NIPTは確定診断ではない)
でも、、、
・胎児ドッグのエコーで赤ちゃんが元気で、現時点ではどこも異常がない。それだけで十分じゃないか。
これ以上何を望む?
・これ以上は、ただの僕たちの安心感のためでしかないのではないか。
・産まれてからも大変なことはあるだろう。リスクや不安を100%取り除こうとするのは違うのではないか。(産まれてからわかる疾患もたくさんある)
・不安に目を向けるのではなく、赤ちゃんが成長している今この時間を楽しみたい!
こんな話を長い間別室で繰り広げたあと、
先生に羊水染色体検査はしないことを報告しました。
決して、染色体検査をすることが悪いことではないと思います。
僕たちは、検査をしないという選択をしたということです。
ただ、それだけです。
先生からの一言が印象的で忘れられません。
あなたたちが納得して決めたのであれば、それが正解です。
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