先日会社で開催された父親学級に夫婦で参加しました。
そこで聞いた話も含めて、男性育休の必要性について考えを整理してみました。
僕なりの整理としては、以下です。
・男性も育休は取得した方がよいが、夫婦で話し合って(←ここ大事)取得するしない、また期間などを決めればよい。
→一定期間取得する、または分割して取得するなど、方法は色々あります。
・人生の評価をするのは会社の上司や同僚ではなく家族だということを忘れてはならない。
→誰のために取得する育児休業なのか、ということですね。
夫婦がどうしたいか、どうありたいかを擦り合わせておくことが大事かなと。
産前産後に父親が必要
いきなりちょっと残酷なお話ですが
これはいわゆる「産後うつ」が原因と言われていて
そのピークは産後2週間〜1ヶ月頃に訪れるようです。
産後の女性の約10%が罹患すると言われていますので
「自分たち夫婦に限ってはそんなことは起こらないだろう」
と軽く見ないほうが良さそうです。
夫としては、せめてこの時期だけでも妻のそばに居てあげられるといいですね。
産後うつを防ぐためには、
①まとまった7時間睡眠、②朝日を浴びて散歩
これがあると良いようです。
ワンオペ育児だとこれらは不可能ですね。
夫が育児休業を取得することで、これらが可能になります。
妻の愛情曲線
これは夫にとって、面白くも悲しくもあることですが
妻の愛情は、出産後そのほぼ100%が子供に注がれます笑
出産直後に、夫への愛情が急降下しているのがわかると思います!
その後、夫への愛情が回復するかどうかは何で決まると思いますか?
それは、夫の育児への参画度合い次第のようです。
特に乳幼児期まで(〜5歳頃まで)が重要な期間です。
ここで大事なのは、ただタスクをこなせば良いのではなく
感情を共有できているかどうかが大事なポイントなんだそうです。
「俺もおむつ替えてるでしょ」「ミルクもあげてるじゃん」と
それはそれで大事なのですが、
そのときの大変さ、しんどさ、または子供の変化を楽しむ、感動する
夫婦でこういう感情の共有が、妻の愛情回復のキーになっているようです。
この期間にできる範囲で一緒に育児に参画し、感情の共有をする方が良さそうです。
家族構成の未来に影響を与えるもの
第1子が誕生してから夫の積極的な育児参画があった家庭では、
第2子以降が生まれやすいという傾向があるようです。
それは時間に比例していて、
1日6時間以上、夫の育児参画があると
およそ9割の家庭で第2子以降が生まれています。
(令和元年版 少子化社会対策白書 第1部 少子化対策の現状(第1章 5)出産・子育てをめぐる意識等 第1-1-27図 夫の休日の家事・育児時間別にみた第2子以降の出生の状況)
子供が何人欲しいかは家庭によりけりなので
2人以上は欲しいなと考える場合、参考にしてもいいかもしれませんね。
夫婦とも育児スキルゼロからスタート
僕自身、初めての子供を迎えますし、これから起こること全てが未経験のことです。
不安がないと言えば嘘になりますし、正直怖いと感じることもたくさんあります。
でもそれは妻も同じです。
第1子を迎える夫婦は、ともに育児のスキルはゼロです。
妻の方が上手だと思うとか、子供は母親の方が安心するとかは根拠がないですよね。
もちろん、それぞれにしかできない役割はありますが
だからといって積極的に育児に関わらない理由にはなりませんよね。
そう言っていると、産後にどんどん育児スキルの格差が広がっていきます。
共働きが主流な今だからこそ、どちらもスキルを高めていく必要があります。
最近はテレワークも浸透しているので、
家にいながらどちらもこなすことはできなくはないです。
でも、それだとどうしても中途半端になります。
「俺には仕事があるから」では、居場所が無くなりそうです…。
男性も積極的に育児参画しよう
出産はライフステージの中でもとても大きな変化です。
「これまで通り」で本当に大丈夫か、一度どうか立ち止まって考えたいものです。
夫婦で向き合い、話し合って、お互いに納得した形を見つけたいですね。
男性の育児休業取得、積極的な育児参画は
妻の命を守る
夫婦関係の未来をつくる
家族構成の未来に影響を与える
といった点からも個人的にはとても大事だと思います。
僕の会社の同期(男)で、育児休業を取らなかったことを後悔している人がいます。
決して「男性みんな長期間の育休を取得しよう」と言っているわけではありません。
価値観は人それぞれですが、取得する必要性については
一度立ち止まって考えてみてもいいかもしれません。
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